当院は京都市内全域および近隣の市や町から救急症例を受け入れていますが、特にかかりつけの患者さん、近隣の方々に不利益がないように心がけています。
まずは科にかかわらず発熱などのよくある症状、よくある怪我に対して早期診断・早期治療を的確に行い、随時専門的治療につなげています。高齢化社会により肺炎、心不全や脊椎圧迫骨折、大腿骨近位部骨折などの脆弱性骨折を診ることが多いですが、その中で緊急性のある疾患により素早く対応し、予後を左右する重大な疾患を見逃さないようにしています。
例えば心停止やショック状態の症例では、全館放送により医師をはじめ職員が集まるシステムがあります。また交通事故の患者さんの画像検査で偶然癌が見つかることなどもあり、放射線科との連携により見落としを防いでいます。
地域の皆さんが安心してかかれるような救急医療体制を今後も維持していきたいと思います。
救急科診療部長
日本外科学会外科専門医 日本救急医学会救急科専門医 AHA ACLS、BLSインストラクター
当番、当直は内科外科に関わらず多数の医師が担当致します。
日本救急医学会救急科専門医指定施設